風邪をひいた時

• 口の中が荒 れたり、熱のため食欲がなくなりますが、口あたりの良い、プリンや牛乳寒天、アイスクリーム、茶わんむし等を、気分の良い時に食べさせて下さい。熟がある時は冷たいものを好みます。
• 食事はできなくても、水分（水、うすいお茶、ジュース等）は少しずつ何度も飲ませて下さい。熱で水分が消耗されています。

下痢の時

• 水分不足を起こしやすいので、ミルクや食べものを欲しがらなくても、湯ざましや番茶は飲ませましょう。“少しずつ何回も”
• 主食はおもゆ、おかゆが適しています。
• 副食は、体力をつけるため、スープ、茶わむし、白身魚、味噌汁、柔らかい葉莱、じゃが芋、かぼちゃ、にんじん、大根などを柔らかく調理したものを、様子をみながら少しずつ。

さけたい食事

• 生野菜、生果物、揚げ物、漬け物、香辛料、酸味・塩分の強いもの、ヨーグルト

口の中が痛い時

　口の中をかんだり、アフタ性口内炎、ヘルペス口内炎、手足□病などで粘膜がただれたり、潰瘍ができたりすると、食物がしみて強い痛みを感じます。子どもは、食べて痛ければ食べないし、飲んで痛ければ飲みません。したがって、口の中が痛い時は脱水症ぎみになり、尿量も減少しています。

　食事は、

1. 口あたりがよく、軟らかく、消化の良い食品を選ぶ。
2. かまなくても飲みこめるように工夫する。
3. 味付けは薄めにする。
4. 酸味や香辛料は避ける。
5. 温度は体温に近づける。
6. 水分は好きなだけ与える。

○牛乳、生クリーム、卵、うどん、じゃが芋、かぼちゃ、バナナが適しています。
○かぼちゃ、じゃが芋を用いたポタージュに生クリームを加える。
○食後はぬるま湯で口をゆすぐ。

便秘の時

排便回数が少なく（１週間に２回以下）便が硬く、排便時に痛みを伴う場合。

1. 長期的には食事と、きまった時間にトイしに座らせ、排便習慣を確立することです。
2. 食物繊維の多い食品をとるように工夫しながら、主食も多く食べるようにしましょう。豆類、とうもうこし等の皮に食物繊維が多く含まれています。ポップコーンはおやつに良いでしょう。

　　　　　　　　　　　　　　便秘の食事療法

　　　　　　　　　　　　　食物繊維の多い食品